無料APCDでゴルフコースを作ろう
第A巻




□2Dオブジェクトの作り方−和風のコースを作る
今回は、2Dオブジェクトを自分で作る方法を伝授します。APCDには残念ながら和風のオブジェクトが1つも無いので、 桜の木を追加してみたいと思います。以下の手順を踏んでいけば、誰でも和風のコースを作ることが可能となります。 落ち着いて学習し、どうぞこのテクニックを自分の物として身に着けて下さい。

【準備】
まず以下のソフトがどうしても必要なので用意して下さい。(ただしこれよりも使いやすく、操作方法に慣れた
ソフトがあれば、インストールの必要はありません。下記の説明だけ読んで手法のエッセンスだけ吸収して下さ
い。)
  ○「DXTBmp」・「Tgatool」という2つのソフトをインターネットからダウンロードする。
  ○使い慣れたペイントソフトを用意する。

【手順】
1.適当な画像を用意して、手持ちのペイントソフトを使用し、背景を黒で塗りつぶす。
  (夜桜など背景になるべく何も写っていない写真をスキャンするなどして下さい。)
    
 → 

2.1.の画像を256色のbmp形式で保存する。 3.2.で作った画像をコピーして、今度は透過させる部分を緑(黄緑)色で塗りつぶして保存する。   この緑色とは(R:0 B:255 G:0)のこと。(名前は***-midori.bmpなどとする。)

4.インストールした「DXTBmp」というソフトを立ち上げ、   [ File ] - [ Open ]の順にクリックし3.で保存した画像を読み込む。 5.[ Alpha ]から[ Create Alpha Channel (Green)] - [OK] - [ Export Alpha Channel ]の順に   クリックし、Alpha Channelを外部に保存する。(名前は***-alpha.bmpなどとする。)   このときAlpha Channelは、256色グレースケールのBMPとして生成される。

6.グレースケールのAlpha Channelが作成できたら、今度は[ File ] - [ Open ]の順にクリックし   2.で保存した画像を読み込む。 7.[ Alpha ] - [ Import Alpha Channel ]の順にクリックし、5.で作成したAlpha Channel用の   グレースケールファイルをインポートする。

8.[ File ] - [ Save as ]の順にクリックし、Targa with Alpha形式で保存する。   (名前は***.tgaとする。) 9.インストールした「Tgatool」というソフトを立ち上げ、tga形式で保存した8.の画像を読み込む。   上手くアルファチャネルが出来ていれば、下図のようになる。

10.APCDを立ち上げ、任意のコースファイルを開く。 11.「配置」タブ→「オブジェクトライブラリ」ボタンの順にクリックする。 12.下図のように「オブジェクトライブラリ」というダイアログが現るので、「オブジェクトセット」   タブをクリックする。この時、ラジオボタンが2Dオブジェクトの方に付いている事を確認する。

13.ツールバーの左から5番目にある「インポート」というアイコン()をクリックする。 14.8.で保存した(***.tga)ファイルをインポートする。下図のようなダイアログが表れるので、   オブジェクトの最大サイズと最小サイズに自分の好きな大きさの数字を入力し、今回は木を作成   するため、オブジェクトタイプのドロップダウンリストから「Medium Tree」を選択して「OK」   ボタンをクリックする。

  もし、桜は日本の樹木なので、既存のオブジェクトタイプではなく、新しくグループを作って   そちらの方にインポートしたい場合には、ドロップダウンリストのすぐ下にある「新しいタイ   プ」ボタンをクリックして、下図のようなダイアログを表示させ、「Japanese Tree」などと   入力すれば良い。

15.以上が完了したら「2D」サブタブ→「オブジェクトタイプ」→「Medium Tree」の順にクリックし、   ちゃんとオブジェクトがインポート(=登録)されているか確認する。

16.ここまでくれば、後は基本編で学んだとおりに桜を配置するだけなので、好きな場所に配置する。   下図は1番ホールに配置した時のもの。(今回の桜は学習の為に作ったものなので、少々画像が   粗いです。しかしこのような方法でジャパニーズテイスト一杯のコースを作成することが可能と   なります。)







□宿題
1. ご自身のパソコンで、上記どおりに動くか、それぞれ確認してみて下さい。
2. 今回は試しに作った桜のオブジェクトファイル(sakura.tga)の他に、ティーグラウンドマークのオブジェクトファイル(bunchin01.tgaとbunchin02.tga)をおまけに付けました。 これらのオブジェクトを2Dオブジェクトの新しいタイプ(tee mark)として追加し、1番ホールのカート道の両サイドに何個か配置してみて下さい。配置に成功すると、下図のようになります。 2つとも大きさと形はそっくりですが、どうやって左側のオブジェクトに溝をつけたか考えてみてください。
 




お疲れさまでした。GLAXYのホームページにジャンプ次回をお楽しみに!!

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