無料APCDでゴルフコースを作ろう
第9巻



□前回の宿題の答え合わせ
今までの連載をきちんと読み、宿題をこなして来た人であっても、 今回の宿題はかなり大掛かりで骨が折れる作業だった事と思います。 もしかしたら「こんなに大変なら、APCDでゴルフコースを作るのは、断念するしかないな。」と 感じ、宿題を途中で投げ出したくなった人もいるかも知れません。

実は「地形ビルダー」「地形ペインター」「交差ポイント」の他にも、地形を簡単に操作するツールが APCDにはあります。今回の宿題は、今までのツールよりもこれから説明するツールのほうが、 いかに操作時間を短縮することが出来るか知って欲しくて出題しました。
想像以上に沢山の操作方法があるので覚えるのが大変ですが、ひと通り操作方法を覚えれば、 後はギャラリーにあるような、 どんなタイプのコースも自由自在に作ることが出来るので、今回もがんばって行きましょう!!




□第2ステップ:地形(任意)その3
さて、交差ポイントを1つずつ移動させるのでなく、2つの交差ポイントを含む「エッジ」、 もしくは3つの交差ポイントを含む「面」を移動させることで、地形の高低を操作することも出来ます。 より簡単に地形操作することが出来るユニークなツールを紹介しましょう。

下図は、「地形タブ」「面サブタブ」の順にクリックし、タブツールバー左端の白い矢印マークの 選択アイコン()をクリックしてから、 トップビューポートにおいて動かしたい面を選択して、 その後にゲームカメラビューポートで十字マークの移動アイコン()をクリックして、 「面」を上下させた時のものです。傾斜角度を保持したまま、つまり3点の交差ポイントがお互いの高低差を保ったままで、 垂直方向に平行移動し、全体的に高くなったり、低くなったりしていることが判ります。 (下図では1つの面しか選択していませんが、複数の面を選択することも可能です。)


▲上図も動画となっています。面が上下に平行移動する様子を把握して下さい。
(図が動いていない場合は、ブラウザの更新ボタンを押して再読込みして下さい。)
画像サイズが大きくならないように、小さい画像となっていますが御了承下さい。

・Z軸のみを操作可能な軸とすること、・線あるいは面で地形を操作すること、・ゲームビューポートで自分の見たい所を表示させること、 この3つを覚えるとかなり自由に地形を操作することが出来るようになります。 もし自分の操作したい「面」が少し大きい場合には、 次のように作業すると、小さい面にすることが出来ます。


とりあえず、下図のように茶色く塗りつぶされた「面」が、地形操作するには少し大きいので、小さくしたいと考えたとします。 小さくするには2つの方法があります。まず簡単な方法は、タブツールバーの左から6番目にある赤い三角のマークの面分割アイコン)をクリックすることです。
このアイコンをクリックしてから分割したい「面」の真ん中をクリックすると、下図のように、 その面の中央に交差ポイントが1つ追加されて、面が分割されます。


▲上図も動画となっています。面が分割される様子を把握して下さい。
(図が動いていない場合は、ブラウザの更新ボタンを押して再読込みして下さい。)
画像サイズが大きくならないように、小さい画像となっていますが御了承下さい。

交差ポイントを多くすると滑らかな地形を作ることが出来ますが、交差ポイントが必要以上に数多くあると、 表示速度が遅くなるというリスクも生じるので注意して下さい。

「面」を小さくするもう1つ方法は、「面サブタブ」から「エッジサブタブ」に切り替えて、 下図のようなタブツールバーが現れたら、左から8番目にあるエッジ分割アイコン)をクリックするという操作です。



このアイコンをクリックしてから任意のビューポートにマウスを移動させると、 下図のようにマウスの乗った線(ガイドラインまたはエッジとも呼びます。)が黒色から黄色に ハイライトされるので、ハイライトされたのが確認できたら、その線上でマウスをクリックします。 すると、その線上に交差ポイントが1つ追加されます。


▲上図も動画となっています。エッジに交差ポイントが追加される様子を把握して下さい。
(図が動いていない場合は、ブラウザの更新ボタンを押して再読込みして下さい。)
画像サイズが大きくならないように、荒い画像となっていますが御了承下さい。

このようにして交差ポイントを追加すると、「面」の内部に新たに小さい「面」が出来ます。 フェアウェイ上にある「面」は出来るだけ正三角形に近い形が良いので、 下図のようにエッジをターンさせて、これらの小さい「面」を整形しましょう。 (下図ではタブツールバーの左から6番目にあるエッジ回転アイコン()を使って、2つのエッジをターンさせています。)


▲上図も動画となっています。エッジが回転する様子を把握して下さい。
(図が動いていない場合は、ブラウザの更新ボタンを押して再読込みして下さい。)
画像サイズが大きくならないように、荒い画像となっていますが御了承下さい。




次にバンカーをバンカーらしく見せるテクニックを伝授しましょう。いま現在、2番ホールのグリーン回りのバンカーは 下図のように砂をただバラ撒いただけのような形になっています。既に過去の宿題において、 フェアウェイの高さよりもバンカーは少し下に凹ましたはずですが、 バンカー周辺の地形と馴染んでしまっています。 これは何とかしなければなりません。



下図はバンカーシェイプをシェイプごと選択して、シェイプ面全体を高く持ち上げた時のものです。 画面下段のゲームカメラビューポートを見ると、周りの地形もバンカーにつられて引っ張りあげられて いるのが判ると思います。



下図はバンカーシェイプごと選択して、シェイプ面全体を低く押し下げた時のものです。 画面下段のゲームカメラビューポートを見ると、バンカー周辺の地形がバンカーにつられて下に引き摺り おろされているのが判ると思います。



次に下図も上と同じく、バンカーシェイプごと選択しましたが、今度はタブツールバーの左から7番目にある高度変更アイコン()をクリックしてから下げた時のものです。 画面下段のゲームカメラビューポートを見ると、バンカー周辺の地形は動いていません。 その代わり垂直方向に新たな「面」が発生しています。バンカー周辺のリング状の赤い所が新しく出来た面です。



別の角度からこのバンカーを見てみましょう。下図を見て下さい。今の作業で新たに発生したこの赤い面には、 まだ何のテクスチャも割り当てられていないので、バンカーとは違うテクスチャを貼り付ける必要があります。



では「面サブタブ」の中にある「地形タイプ」フレームを表示させて下さい。 フレームの中にある垂直スクロールバーをスライドさせて、沢山あるテクスチャのうちから今回は「Desert」テクスチャを貼り付けてみましょう。 まず「Desert」テクスチャのところをクリックし、垂直スクロールバーの下に横に3つ並ぶアイコンのうち、 左端にある「テクスチャの適用」というアイコンをクリックします。



どうでしょうか?下図のようになりましたか? 下図は新たに発生した面に「Desert」テクスチャの貼り付けが完了した時のものです。 少しはバンカーらしくなったのではないでしょうか?



もう少しバンカーらしくするには、下図のようにバンカー内にもういくつか交差ポイントを追加して、 バンカー内の全エッジを回転させ、全エッジをバンカー中心からバンカー周辺に放射線状に伸びる車輪のような形に変えることです。 下図を見て下さい。バンカー内のエッジを車輪のようにしたら、よりバンカーらしくなりました。 (ちなみにテクスチャは、もうすこし色の濃いバンカーテクスチャに張り替えています。)



さらにバンカーらしく見せる方法を伝授しましょう。下図は同じ2番ホールのバンカーの周りに、 もう1周交差ポイントをリング状に配置したものです。このほうが自然に近いかもしれません。



まだまだAPCDには地形変更ツールがあります。もう1枚お見せしましょう。 下図を見て下さい。地形を一気に平らにするツールです。 前回説明した地形ビルダーで自動的に作成された地形が気に入らない場合は、この平面化アイコンをクリックして、 緑の土台(=地面)をならすことが出来ます。








□宿題
1. ご自身のパソコンで、上記どおりに動くか、それぞれ確認してみて下さい。
2. 今までの連載で説明していないツールについても、どのように動くか確認してみて下さい。
ある程度の操作能力は身についているはずなので、怖がらずにどんどん挑戦してみましょう!!




お疲れさまでした。GLAXYのホームページにジャンプ次回をお楽しみに!!

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